バカが生まれる環境

・・・と過激なタイトルをつけてみました

これから挙げる条件が、全て当てはまっているから、そのご家庭の子どもが絶対バカというわけではありません。逆に、全て当てはまっていないからといって頭がいいわけでもありません

しかし、家庭教師歴がながく、多くの件数を経験したこと、私塾経営(超小規模)により、各家庭との距離が極めて近く、状況を色々伺う機会が多かったこと、それにより、「これはマズいわ・・・」と感じた具体的な条件を記していこうと思います

 

 

時計がすべてデジタル

 

悪いわけではないんですが・・・

アナログ時計がないと、速さの文章問題や割合の問題で足踏みする子が異様に多い。3分の2時間が40分になる、ということが、なかなか納得できないのです

ある程度大人になれば簡単に分かることです。しかし、10進法が当たり前の子どもたちにとっては、時間の計算は普段から触れていないと捉えにくいようです

60進法、12進法、この特殊な計算方法は、子どもの数学的な感覚を磨くのにはとても良い材料です。普段から、時間の逆算をさせたり、やることを挙げて時間を等分したり、計算脳を鍛えるのに利用すると効果的です

⇔小さいときからアナログ時計に触れ、時間の計算をやっていると、数学のセンスが磨かれる

 

新聞をとっていない

 

これも絶対条件ではありません。とっていなくても賢い子はいますし、とっていても成績が良いとは限りません。しかし、「あぁ、知らないことが多い子だなぁ」と感じる場合、やっぱりそのお家には新聞がありませんでした

「スマホでニュース見てる!」と反論する子どももいます。しかし、実態は、芸能人の子どもが事故を起こした、だの、角界で理事選挙がどうだの、そんな事しか知りません。そんなものテストに出ませんから・・・

スマホに上がってくるニュースは、そのページを開いてもらうために、一般的によく見られているニュースが選ばれています。そして、そのニュースを一度開けば、「その類いの情報なら開いてくれるユーザー」として記録され、以後同じようなニュースが表示されやすくなります。芸能ニュースと政治・経済ニュース、どちらがページ表示数を稼げるか、言うまでもありませんね

スマホなどの媒体ニュースこそ、自分から特に意識してニュースを拾いに行かなければなりません。子どもが率先して、そんなことをするでしょうか

紙媒体の新聞なら、リビングに置いておけば嫌でも見出しが目につきます。今日本や世界で最も注目されていることが何か、社会で何が起こっているのか、それだけでも知ることができます

子どもが、積極的に政治や経済の堅苦しいネタに近づくわけがありません。そこに当たり前のようにあり、常に触れるのが自然な状態にする。すると、自然と時事問題に強くなりますし、苦手意識が生まれにくくなります

⇔普段から何気なく新聞の見出しを見ることによって、「時事問題に疎い子」回避

 

※余談ですが、医歯薬系の大学を受験する高3が「腹腔鏡手術」を知りませんでした。当時、大学病院で失敗が続きニュースになっていたにも関わらず。「新聞にでっかく出てただろぉが!なんで知らねぇんだよ!」「いや、でも俺ちゃんとニュース見てますよ!?」「はぁ!?」「ホラ!!」➡ヤフーニュース
高3でこれです

 

地図が、ない

 

日本地図があれば、県の名前や位置が目につくのは当然。世界地図なら、それも同じ。国旗も覚えられる。子どものころから触れられれば、地理の分野に強くなれるでしょう

しかし、それだけではないのです

空間把握能力!!

日本がどこにあって、どの国がどこにあって…。自分の都道府県がどこにあるのか、今自分がどこにいるのか。子どものころに意識するのとしないのとでは、位置関係を把握する力に差が出るように感じます

繰り返しになりますが、地図を貼ったからといって空間把握能力が伸びるわけではないと思います。そうではなく、貼らないことにより、空間把握ができなくなるのを避けられるのではないか、ということです

⇔日々地図に触れることで、物事の位置関係を立体的に把握しやすくする

 

辞典が、ない

 

広辞苑、国語辞書、漢和辞典、百科事典…そういった類のものが一切存在しないご家庭があります。「今はスマホやタブレットで調べられるから」という方もいるのですが、対子どもに限ると、それではダメだと思います

上記の新聞と理由は同じ。自分から積極的に触れに行かねばならないので、子どもは触れられるはずがないのです

百科事典は最高です。面白いページ、興味を持ったページから、別のページをめくってみたりするものです。詳しく理解できなくても、なんとなく記憶に残るものです。置いてあるだけで使わない!無駄!ではなく、「いつでもそこにある」という状況が大事です

辞書や辞典は情報のカタマリ、知識の集合体。それが身近にあるかないかで、子どもの意識がずいぶん変わってくるように思います

物事を知らない、興味すら持たない、理解するのに時間がかかる…総じて点数の振るわない子の、辞書を触ったことない率のなんと高いことか!植物図鑑でも恐竜図鑑でもいいです。「情報の集合体」の存在に触れさせましょう

⇔子どものうちに、辞書・辞典・図鑑等の「情報の集合体」の存在を教え、知らないことが沢山あるらしいことを認識させる

 

朝は民放流しっぱなし

 

繰り返しになりますが、絶対条件ではありません。…ただ、分かる方は「あぁ…w」ってなると思います

NHKとワイドショー、取り上げられる情報の種類や言葉遣い、比較できる部分はたくさんあります。悪いわけではありません。ただ、聞き流すだけでも、子どもには大きく影響するということを知っていて欲しいと思うのです。イギリスの首相は知らないけどイヴァンカは知ってる!という子も多い。イヴァンカはテストに出ません。視聴率がさほど重要ではないNHKの強みでしょうか…

NHKを流せば頭が良くなるわけではありませんが、一応メリットを挙げておこうと思います。①(つまらない)政治経済国際ネタがちゃんと流れる②事実のみを伝える(コメンテーターの主観は不要)③正確な日本語が耳に入る(作文で使えない話し言葉を使わない)……細かく挙げればまだまだありますが、子どもにとって大きく影響する点でいえば、こんな感じです

私は子どもの頃、朝・夜7時・9時の3回、必ずNHKのニュースを見ていました。見るというか、聞き流していた。親が意図的に流していたのです。お陰でいろいろな言葉を記憶しましたし、時事問題に抵抗を感じることはありませんでした。また、正確な標準語を使うので、書き言葉と話し言葉の違いも割と早いうちに認識できました

子どもに作文の書き方などを指導する際、この「書き言葉」と「話し言葉」の違いを認識させるのがエライ大変です。ピンとこない子は、やっぱりNHKは一切見ないそうです。もちろん、絶対!という話ではありませんが…。こういうところから、徐々に差が開き、そしてボディーブローのように効いてくるのだと思います

⇔社会で起きている事を正しい日本語で正確に伝える番組を流して、長期戦で学力の底上げを図る

 

※余談ですが、私が小さいころ、世間は政治家の汚職事件で持ち切りでした。子どもながらに、「政治家はなんていいものをもらってるんだろう。だからばつが悪そうなのか」と思っていました。「お食事券」だと思っていたんですね。その後、「職を汚す」と分かって一人で吹いたものです笑。リクルート・コスモス。懐かしい方もいらっしゃるんじゃないでしょうか

 

⇔賢い子が育つ環境 とは

 

 

⇔小さいときからアナログ時計に触れ、時間の計算をやっていると、数学のセンスが磨かれる
⇔普段から何気なく新聞の見出しを見ることによって、「時事問題に疎い子」回避
⇔日々地図に触れることで、物事の位置関係を立体的に把握しやすくする
⇔子どものうちに、辞書・辞典・図鑑等の「情報の集合体」の存在を教え、知らないことが沢山あるらしいことを認識させる
⇔社会で起きている事を正しい日本語で正確に伝える番組を流して、長期戦で学力の底上げを図る

 

総じて、子どもは様々なことを吸収する力が凄まじいという事実を、しっかり認識している家庭、と言えると思います

毎日忙しく、あまり余裕がないご家庭もあるかと思いますが、そうしている間に貴重な「子ども時代」はすぐ過ぎてしまいます

気付いた時にすぐ対策を講じ、今のうちに学力の底上げ・貯金をすることによって、子どもたちの未来につなげてあげてください

 

コメントを残す