塾に費用がかけられない!方法はある?

・いよいよ受験生になる
・成績、順位がジワジワ下がってきた
・みんな通っているから自分も!と子どもがお願いしてきた

・・・などなど。「親として出来ることがあれば」と思うけれど・・・
そんなに余裕があるわけではない・・・

 

新聞の折り込み広告や資料請求などで、いろいろご覧になったでしょうか。
授業料はいかかでしたか。思った通り高い!覚悟はしてたけど…。感想は色々あるかと思います。

想定の範囲外であれ、範囲内であれ、今後その授業料が毎月のしかかってくるとすると…。決して簡単なことではないと思います。

 

親として出来ることはやりたい、でも、湯水のようにお金を用意することはできない。なるべくコストをかけずに、子どもの学習環境を整える方法はないのでしょうか。
いくつか考えられるものを見ていきます。

 

金額を抑えるなら、通信教育

 

通信教育なら、校舎の運営費がかからない分、通いの塾ほどお金はかかりません。また、塾によっては、主要科目を受講することが条件になったりしますが、通信教育でしたら科目ごとで選択することも容易です。

集団授業ではあまりたくさんレベル分けが出来ませんが(コストがかかりすぎるので採算が取れない)、通信教育では教材が非常に細かくレベル分けされています。

個別指導も、当たる先生に因ってしまうこともありますが、その点についても、通信教育は質が安定していると言えるでしょう。

かかるコスト以外でも、今の通信教育は非常に良いものになっています。昔の紙教材だけでなく、タブレット端末を使用することがほとんどです。図形の問題も動画なので、非常に分かりやすいです。

スマホが当たり前の子どもたちにとって、今の通信教育は、遊び感覚で楽しく進められ、「自立学習」のきっかけにもなるのではないかと思います。

 

しかし、学力が低い子どもに関しては、通信教育は難しいかもしれません。

小学校のテストや計算・漢字大会などで、半分くらいしか取れない。中学生で定期テストは常に平均点-20点程度。そのような子どもは、そもそも学習習慣が身に付いていない場合がほとんどで、誰かが積極的にリードし、内容をかみ砕いて能動的に教えてくれる環境でないと、結果は出づらいでしょう。

平均と比べて不安を感じるような学力である場合は、費用をかけずに学力を上げることは難しいと言えます。

また、学力にはそれほど不安がなくても、学習習慣の身に付いていない子どもは、やはりスタートダッシュ時にリズム作りとして家族のサポートが必要です。

 

親がサポートをしながら、補習塾

 

成績に不安を感じる場合、補習塾も候補にあがると思います。

しかし、「金額が安いから」というだけの理由で中途半端な補習塾に入会し、言われるがままやらされていては、成績は絶対に上がりません。

個別指導よりも集団塾の方が授業料は抑えられますが、学校と同じようになぞったところで、週1,2回の授業だけでは、成績アップは難しいでしょう。子どもの性格によっても、「静かなお客様」になってしまうようであれば、本当に塾の「いいお客さん」になってしまいます。

 

しかし、金額が抑えられるというのは大きなメリットです。そのメリットを活かしながらうまく活用する方法は、金額を抑えた分、「家族が頑張る」ことです。

まず、補習塾に入ると、英数の主要に科目、場合によっては国語も勧められると思います。そして、春期・夏期・冬期は理社の講習を、という営業がかかると思います。

受験生であれば講習は必要ですが、そうでないのなら、しっかり断りましょう。学力によっては、英数2科目がキツイ子どももいるかもしれません。無理せず、先ずは1教科から初めて、その科目でしっかり結果を出す。塾で何をしたか、どんなことを学んだか、必ずその日のうちに確認するようにし(本人の中でもう一度再生させる)、明日にでも復習するよう、促してください。

 

某下剋上本のように、親の労力でコストを払う

 

金銭的なコストをかけるのが難しいのであれば、その分を時間と労力でカバーする方法も考えられます。

「そんな時間はない」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それはパートなどに時間を費やしているからです。

仕事の時間を減らし、収入が減った分塾の費用を削る。できた時間で、自宅学習のスケジュールを作成し、親がペースメーカーとなり、進捗度管理をする。

また、子どもが使用する問題集を事前に確認し、解説を熟読し、今の指導の仕方に沿って解説出来るように準備しておく。

「下剋上」がタイトルに入った有名な受験体験記がありますが、受験でなくても、金銭的なコストを抑えながら成績を上げるのはとても大変です。ノウハウを持ったプロに任せる分を、自分でやろうということですから…。

しかし、やってできないことではありません。時間と労力でプロの仕事をカバーするわけですから、相当な覚悟を持って挑んでさい。

 

参考までに、学校で渡される長期休暇中の「ワーク」の正しい使い方について書きました。よろしかったらこちらもご覧ください。

子どもによっては毒!中学校のワーク攻略

 

しかし、やはりこの方法にも限界があります。子どもの学力によっては、完全に親が面倒を見るのは難しいかもしれません。

学力が非常に高いのであれば、かなり難しい問題を練習することになり、親の負担はその分大きくなります。また、難しい問題は当然解説も難しいので、子どもに納得できるように説明することも大変です。

逆に、学力が低い子どもは、「出来るように練習する」と言うより、「どこでつまづいたか、探る」ような進め方になります。過去にさかのぼっていくような感覚なので、どこまで、どのようにして戻っていくのか、指導経験のない方には難しいかもしれません。

そして、つまづき個所を発見できたとしても、やはり指導経験がないと、「なぜできないんだろう?」「なぜ理解できないんだろう?」と、親の方が困惑してしまう場合があります。こうなってしまうと、時間と労力をかけた割には成績が上がらない、という結果に終わってしまいます。

 

職人系個人塾を、徹底的に探す

 

個人塾というのは、大手のようにCMや広告を大々的にせず、地元密着で指導を行っている塾の事です。「いつも通りがかりに看板は見るけど、よく知らない」「そういえば、年に何度かチラシを見たかも?」という場合が多いのではないでしょうか。

こういった個人塾の中には、比較的安く、効果的な指導をしてくれる職人的な塾があります。大規模な塾で流れ作業のように扱われることもなく、大人しい子どもでも一人ひとりしっかり対応してくれます。

大手の塾では一般的に、指導に当たるのは指導専門の講師かアルバイト講師、面談を行うのは教室長、という形になります。

しかし、個人塾であれば、指導するのも面談を行うのも塾長本人である場合が多いので、事細かに報告・指導をしてくれます。子どもと実際に接する人と直接話が出来るというのは、実は大きなメリットです。家庭でどのように接したらいいかなど、色々な角度から具体的かつ的確なアドバイスももらいやすいのです。

 

難点はやはり、見つけにくいことでしょう。大手のように大々的に宣伝をしていないので、自分たちでアンテナを張っていないとなかなか見つけることが出来ません。

常にアンテナを張り、口コミでそういった職人系の塾がないかこまめにチェックしてみてください。看板等で気になる塾を見つけたら、そこのチラシが入ってこないか、そこに通っているお友達はいないか、色々探してみてください。

自ら積極的に探しに行かなければならないので、受け身で大手に決めるよりずっと大変でしょう。

また、規模の小さい個人塾だと、大手に比べてなんとなく不安、という方もいらっしゃるかもしれません。しかし、それは価値観の問題なので、多少金額が高くても大手の方が安心、という方は、安心できる方をお勧めします。

漠然と不安を抱えながら通塾させたところで、塾と家庭双方に信頼関係が築けなければ、それは子どもにも伝染します。成績を上げるという「同じゴール」を目指して共闘できなければ、せっかくの子どもの努力も無駄になってしまいます。

 

コストの総量は同じ。お金を払うか時間と労力でカバーするか

 

塾で拘束されない分、リズムづくりを家庭で協力し合ったり、塾探しに奔走したり。金銭的な費用(コスト)がかけられないのであれば、時間や労力といった別の費用(コスト)をかける必要があります。

しかし、言い換えれば、お金のコスト分は別のものでカバーすることが可能である、ということです。代金を支払ってプロがやるはずの部分を自分たちでやろうということですから、相当の覚悟は免れないでしょう。それでもやってやれないことはありません。

 

子どもの将来のために学習環境を整えてあげたい。それでも払える金額には限度がある。ならば、家庭でできることをどんどんやってあげてください。

その日学校であった授業の内容を、その日のうちに復習する、それを習慣化する。復習の仕方は色々あります。教科書の該当ページから、親が問題を出し子どもに用語を説明させる。授業の流れ、内容を親の前で発表させ、脳内再生させる。全教科やらずとも、はじめは1教科だけでも充分です。こういった復習を繰り返すだけでも全く違います。

高いお金を払う事だけが、学習環境を整えることではありません。家庭で出来ることもたくさんあります。出来ることを少しづつ、それを続けることが一番大切です。

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