文系数Ⅱ・定期テスト平均点の越え方で登場した私の人柱、Rくん
晴れて数学を卒業し、受験生に昇格いたしました・・・
戦いの火蓋は、今、切って落とされたのです・・・!!
(デデデン
しょぼい個人塾なのでサンプルはあまりいません。他塾のバイトで担当したことはありますが、テキストもカリキュラムも決められていて、私が思うように教えられず、モヤモヤしたまま終わったことは何度もありますが・・・
かつて私の塾を卒業していったのは二人。
・県立上から2番目の女子高生、開始時(高2の12月)の英語の偏差値は48。本人曰く、どうやっても50の大台に乗らないので助けて!とのこと。半年地道に指導を続け、夏の模試で、最大瞬間風速ならぬ偏差値、68到達!その後、安定して60前後をキープし、本番、実は癌だった数学でコケてギリギリ志望校補欠合格
→他の教科も気にしてあげるべきだった
・県立上から2番目の男子高生、開始時(高3の春)の英語の偏差値は忘れた。本人曰く、学校の定期テストは中の下。そんな感じだった。体感的に50ないのは分かった。言われたことは素直にやってくる子だったので、爆上げはなかったが、順調に50半ばまで伸びた。センター利用の私大に一発合格で即アガリ。高校内では上位に食い込むクリーンヒットになった
→国社も課題を出したりして管理できたのが安定に繋がった
・・・なんで2番目の高校しか来ねぇんだ
今年のRくんは、二人目の男子校の後輩。夏、「数学ヤじゃね?」と英語を教えたが、卒業していった先輩よりも長文が読めない。やばいかも知れない
だが、それが面白い
どこまで伸びるかが楽しみなんです。それが面白くてこの仕事が辞められないのです。数学の時は宿題など一切出しませんでしたが、英語はそうはいかないので、早速宿題を出しました。どの程度の完成度で持ってくるか、まずはそこからですね
使用するテキスト
これ、薄くて安くていいんですよね・・・。
しかも、「初級・中級」とかいいながら、平均的な高3生のほとんどが知らない熟語やフレーズ満載。全ての単元で高得点、とはいかない難易度になっています。
高校の定期テストで20点代の子なら、このテキストは使わせません。Rくんは一応、そこまで悪くない(本人談)ので、このレベルからスタート
この問題集は、というか、全ての問題集がそうなんですけど、とにかく解き終わった後、解説を熟読・メモ書きをしっかりやらなければ身につきません。
逆に、しっかり読んで理解して自分なりにメモをとれば、「んなこと知らねぇし!」とか毒づきながらもちゃんと定着します
ただ、今の高校生、特に「俺は医者になる!」みたいな野心も目標もない高校生は、自分で解説を熟読するのが難しいので、そこはコストを支払って講師に託すわけです。託された私は、責任もって彼から解説を奪い、噛み砕いて彼に伝えるわけです
さて、英語は文法やってりゃ点採れるかっつーと、そうはいかないものです。
とにかく慣れてスピードを上げること。
英語の語順、文の切れ目、前置詞句などのカタマリに、とにかく慣れる!
スタートするのに丁度いいレベルは、ぱっと見、「長過ぎィ!」と感じなくて、分からない単語が5,6個程度のもの。長すぎたらそもそも読む気が起きないし、単語が分からなすぎると読む気が失せていきます
そして、彼の場合は、読解がとにかくひどかった
夏に試した英語の授業、この東進のテキストLevel3で試したのだが、手取り足取り一緒に読み進めたにも関わらず、彼の集中力は最後まで持たなかったのだ・・・
長文読解は宿題にも出すものなので、これではマズい。なので、思い切ってLevel1まで遡った次第です・・・
このテキストは、長文が見開き1ページ、設問も見開き1ページ、解説がめっちゃ長くて、全文の英文構造が書いてあります。日本語訳を見て、「なんでその訳??」と思っても、何が主語でどれがどこを修飾しているのか、しっかり分かるように作られています。この問題集は独学の人も使えます
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英文法(高校初級・中級用) (発展30日完成) [ 宇佐美一朗 ]
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今後の方針
まだ具体的な志望校も決まっておらず、将来やりたいことも当然白紙。今時の平均的な高校生だなぁって思います
この「実況:大学受験を攻略せよ」は、Rくんの出来がやべぇって話をしていくのではなく、この世の大多数であろう、「一応予備校行ってるけど結果が出ない」そんな受験生や、その大多数を指導している家庭教師やチューターなどの塾関係者、塾代を節約したい受験生の親御さん、そういった方々に、何か参考というか、ヒントになればと思って書いていくつもりです
また、紙媒体で授業の記録はとっていますが、こうやってアウトプットすることで、自分の反省点や改善点を整理していけたら、とも思っています。私の成長記録でもあるわけですね笑
Rくんと私と一緒に、この長くて短い1年間を、一緒に過ごしてもらえたら楽しいんじゃないかな、と思っています。彼が合格を決めた時には、このブログでもおめでとう記事を書きたいと思います。その日を目指して頑張らねば!
でもまぁ、2020年には大学受験変わりますし、この方法が必ずしもうまくいかないことが予想されます・・・そんなあたりも触れながら、ここを運営していきます
よろしくお願いします
次回から、さっそく、授業に入りたいと思います笑
次の記事:第1回目の授業
実況:大学受験を攻略せよ~英語2~
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